電磁波と水蒸気併用の殺菌装置
 乾燥機メーカーのクメタ製作所(吉田町、粂田永雄社長)は、電磁波と水蒸気を併用した食品殺菌装置を開発した。水蒸気だけで殺菌する従来機より殺菌時間が短縮できるため、品質劣化が少ないという。同社は七月一日の製造物責任法(PL法)施行により、食品業界で安全性向上の動きが活発になるとみて、食品メーカーなどに売り込みをかける。 電磁波を照射して殺菌する方法と、電磁波を利用して発生させた水蒸気で殺菌する方法を組み合わせた。食品の種類によって異なるが、およそ三十秒-三分間で、大腸菌や酵母菌、かびなどを殺菌する。水蒸気だけの機種が十分程度かかるのに比べて短時間で済む。処理能力により七機種あり、価格は処理能力五十キロ(一時間当たり)の機種が一千二百万円で、同一トンの機種が六千万円。
---日本経済新聞(1995年5月18日 掲載)

食品業界注目の電磁波殺菌装置
 (株)クメタ製作所(榛原郡0548-32-5788)の「電磁波殺菌装置」(写 真右)が食品業界で注目されている。同装置は水蒸気がマイクロ波の効果を高め、均一かつ迅速に加熱殺菌する画期的装置だ。  その原理は製品に照射されたマイクロ波は、同時に殺菌装置底部の水にも入射して、装置内部に水蒸気を発生させる。水蒸気はベルトコンベア上の製品を包み込む。  そのため、マイクロ波は水蒸気の粒子にぶつかり、屈折拡散しながら製品に照射される。  通常のマイクロ波方式は一定方向からのみの照射だが同装置は屈折拡散作用のため、多角的な照射が実現する。さらに水蒸気には製品を保護する働きがあり加熱による品質劣化を抑える。これにより製品表面 から内部まで迅速にまんべんなく加熱殺菌が可能。  主な特徴はわずか三分前後で加熱殺菌ができる、水蒸気粒子による拡散作用で均一に加熱、製品の水分変化が少ないため歩留まりが向上、製品の味と品質を保持する。パック詰め商品の殺菌にも対応、製品にあわせて調整自在、副うさ、メンテナンスも簡単、安全対策も万全。  同装置はメーカー側の処理能力によって選択できるように七機種を揃えている。
---日本食糧新聞(1998年4月29日 掲載)