乾燥機・殺菌機メーカー

株式会社クメタ製作所

テクノロジー

乾燥とは ~素材の新しい価値創出~

製茶乾燥機メーカーとしてスタートしたクメタは、創業から約半世紀、農産物や海産物等の食品、飼料、化学薬品など、多種多様な素材の乾燥機器メーカーとして成長してまいりました。

古来より“乾燥”とは、干しシイタケや乾燥ヒジキなど日本人の身近にあり、「食べ物を無駄にせず」「長持ちさせる」生活の知恵でした。

そして現代においては、乾燥は素材を「軽くする」「使い勝手をよくする」「持ち運びを便利にする」など、商品開発においても新たな可能性を広げています。また、良質かつ安心安全な日本製品(農産物や海産物、そして工業製品まで)を、世界に流通させる上でも大きな武器となっています。

お客様の「こんなこと、できる?」の要望を、共に実現していくことこそ、クメタのテクノロジーであり願いなのです。

「乾燥」の新たな可能性

一つ一つ個別のニーズに応える

お客様の商品に対する要望は、「パラパラに」「サクサクに」「中はふっくら、外はカリッと」「口の中でとろけるように」など多種多様です。仕上がりのイメージによって、乾燥方法や製品仕様が異なります。例えば、同じ「切干し大根」を乾燥させる場合でも、材料の産地や品種によって水分等が違うため、乾燥レシピも変わってきます。

これまで500社以上の食品メーカー様、100社以上の化学・薬品メーカー様に、クメタの乾燥器を導入させていただきました。乾燥機の設計図面は、設置場所の面積や環境を考慮して毎回新規で引いていきます。一つ一つに誠実に対応していくことで、私たち自身も成長させていただいたと思っています。

保存する目的から、新たな価値創出へと進化してきた乾燥。「食べる楽しさ」「新しい美味しさの実現」「栄養価の創出」など、素材を乾燥させることで企業の新たな価値を生み出せるよう、お客さまと共にチャレンジしていきます。

乾燥試験の様子
試験にはお客様もお立合いいただけます。

お客様が望む仕上がり

開発担当コラム

素材への接し方は、まるで人と接するように手をかけるもの、見守るものなど様々です。

素材にあった接し方や条件(どの機械、設定温度、風量、撹拌させるタイミングなど)を見出し、一番いい環境を作ってあげることが重要です。

自分たちがベストだと思っても、お客様の予算や設置スペースなども考慮し、独りよがりの開発にならないように気を配っています。

一つ一つテストを重ねながら、お客様と共に「売れる商品」を作っていくのが僕らの願いです。

地域、環境、医療分野など、新分野でも新たな可能性

《食品》

安心安全、健康志向の中、女性目線のドライフルーツや糖づけの乾燥に注目が集まっています。美味しく、美しく、均一に。乾燥テクノロジーは、常に時代のニーズに応え続けています。

《地域》

観光の楽しみ方が目的地プラス、目的地へ行くまでの「道の駅」や「サービスエリア」での買い物にも広がってきています。各地域固有の魅力あふれる農作物や海産物。今後、乾燥技術によって、さらに多様な商品化への期待が集まっています。地産地消を支える一つのカギが「乾燥」なのです。

《環境》

食品の廃棄が社会問題化する中、乾燥によって廃棄物を飼料にし、循環型社会への移行が求められています。そのカギが「乾燥」にあるのです。

《健康・安心安全》

乾燥テクノロジーによって、様々な素材の乾燥が可能になっています。香辛料や天然色素となる原料もその一つ。健康、本物、安心安全を求める消費者のニーズに応える商品です。

《医療分野》

医薬品やサプリメントのカプセルにも乾燥テクノロジーが使われています。カプセルが身体のどこで溶ける必要があるのか、ゼラチンの膜の厚さ等で調整しています。その際にも乾燥テクノロジーが使われています。

《その他》

香料のカプセル、LEDの発光体、電車の車輪など、他にも様々な製品に乾燥技術が使われています。 プラスチック製品の最終仕上げにも。水分を飛ばし、水蒸気が膨らんで「す」ができるのを防ぎ、品質の安定に「乾燥」は役立っているのです。

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